2012. 2. 6
亀川 秀樹
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連載第5回 (2009/6/16 公開)
みなさま。ひと月ぶりです。
お元気でしたか?
日本中、夏に近づいてます。大阪の蒸し暑い夏…ああ、来たなぁという感じ。
すっかり出かけるのが鬱陶しい感じです。
正直、こういう時期に「こんな素晴らしい芝居がありますよ!」と人に勧めるのは
大変勇気がいります。
勧めたのはいいけど「暑い中、観に行ったら面白うなかったわ」なんて言われちゃったら責任重大ですから。7月には私も本番が控えてるので、自分のところの客足にも響きますし…。
ま、そんなわけで、先月小劇場のコアなところまで行ったこともあり、今月はもう一度観劇の王道に戻りましょう。とりあえず、劇場がわかりやすいところにあり、エアコンが効いてて、トイレの数も多く、座席がゆったりしている劇場へ。
ということで、2回目にご紹介した松竹座まで戻ります。
そうです。シェークスピアの喜劇を歌舞伎に仕立てたものです。主演の菊五郎、菊之助親子競演でも有名になりました。関西では初のお目見えなので、見たかったけど、東京にまではなかなかという方は必見です。
私は前々からシェークスピアの多くの作品は歌舞伎や、和風のアレンジにして上演した方がしっくりくると思っています。中世ヨーロッパの設定は、日本の中世にも置き換えやすく、「ハムレット」のようなお世継ぎ問題や、「ロミオとジュリエット」みたいな敵同士の家に生まれたカップルの恋愛なんかも、小規模な領地の中で話が作れる中世の日本にぴったりだと思うからです。
元々、明治時代にはそうして上演されていた記録がありますが、どこからか「赤毛物」が主流になりました。でもまぁ日本人が演じるんだから日本の設定で無理がないなら、その方が見やすい気がするんですがね。
「赤毛物」というのは、日本人が翻訳劇や、外国の設定の芝居をやることです。和物に対してそういう名称が生まれたようで、今で言う「金髪芝居」みたいな呼び方だったんでしょうか。そんなことを言っていたら、ミュージカルなんてほとんど「赤毛物」なんで、今はあまり使われていません。
さて、暑さに負けず今月も芝居を観てください。
見たら元気になる芝居。
気分がゴージャスになる芝居。
身体が疲れやすいと、心も疲れます。
まずは気持ちに栄養を。ね。
2009. 6. 16 (火)
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